小児鍼治療ってどんな治療?
古くから行われている小児鍼治療ですが、どのような治療なのかということは、あまり知られていません。そこで当院での小児鍼治療がどのような治療であるかということをご説明致します。
小児鍼の治療では鍼は接触鍼法が大半です。大人の治療で使用する鍼を使うことはほぼなく、小児専用の鍼を用います。
治療中の画像に写っている鍼は「ローラー鍼」と「テイ鍼」です。「ローラー鍼」はローラーに小さな突起がついており、その突起で全体的に皮膚から刺激を送ります。「テイ鍼」は古典書物の「霊枢」の「九鍼十二原第一」にも記載されている古代鍼のひとつで、現在の治療でも使用されています。「テイ鍼」は大人の治療でも使用します。
その他には銀杏の葉のような形をした「銀杏鍼」や「スプリング鍼」なども使用することがあります。いずれも皮膚を摩擦したり、皮膚を軽くたたくような手技を施します